とことこと

OCTOBER 7, 2021 / とことこと

マニアックなカシミヤ

先日カンヌに次いで、ヴェネツィア国際映画祭でも、フランスの女性監督が最高賞に輝いた。

同じくヴェネツィアで最高賞となったヌーヴェル・ヴァーグ映画、アラン・レネ監督の『去年マリエンバートで』(61年)は当時の前衛、今のクラッシックとなっている。

この映画にうっかり影響されちゃってたことを、クリストファー・ノーラン監督はしぶしぶ認めているし(映画『インセプション』について)、過去にもスタンリー・キューブリック、デイヴィッド・リンチ、ラース・フォン・トリアー 、ピーター・グリーナウェイらが、その影響を受けた映画を作っている。

カシミヤのデジャヴ

空気に揺れる、軽さ。感覚の美しさを掲げたカシミヤ。

カシミヤ3Dフリルネックニット
シルクプリントレギュラーカラーシャツ
ウールポリプリーツミドルスカート

その他、スタイリスト私物

『去年マリエンバートで』劇中でのドレスはココ・シャネルがデザインを担当した。「現代 (1960s) の女性の日常と、1920sの女優の魅力(Allure)を繋ぐ、モダン、タイムレス、エレガントなワードローブ」という監督からのお題に対し、「欲しくてたまらなくなるようなワードローブで構成する」という表現でココ・シャネルは返した。

この映画に登場するリトルブラックドレス、ブラック/ホワイトシフォンドレスらは「ドレス・ア・ラ・マリエンバート」と呼ばれ、ファッションにも新しい波を起こした。「優雅さ」の視点が変わった。

質感を堪能するブラックに、アクセサリー的にさす、プリントブラウス。

カシミヤ3Dフリルネックニット
シルクプリントレギュラーカラーシャツ
ウールポリプリーツミドルスカート

その他、スタイリスト私物

絵なのか映像なのか、
今なのか過去なのか、
本当なのか嘘なのか、
生きているのかそうでないのか、
伝えたいことがあるのかないのか、

“最も難解な映画”と語り継がれ、さまざまな解釈がなされてきたこの映画。

ああ、この感覚、知っている。感じたことある。

アラン・レネ監督は『去年マリエンバートで 』の前に、『夜と霧 』と『ヒロシマ・モナムール』を撮っている、という事はとても重要だ。

カシミヤ3Dフリルネックニット
シルクプリントレギュラーカラーシャツ
ウールポリプリーツミドルスカート
ファーレザースリッポン

その他、スタイリスト私物

だけど、それははっきり思い出せない。心地いい、デジャヴの感覚。とにかく美しい、その感覚に浸っていたくなる。

このカシミヤニットの撮影をしていたカメラマンは、シャッターを押しながら「わー気持ちいい」と呟いていた。カシミヤの視覚効果だろうか。そして急にブリッジしたモデル。伝えたいことがあるのかないのか。

ああ、カシミヤ。

カシミヤ・マニアのパリジェンヌはコトニエの、1着まるごと立体的に編み上げた、縫い目のないこの『3Dニット』に注目している。

クリエイティブディレクターのナタリー・マーシャルは、それを『3ピース』で、という感覚にも立体感を出すような構成にした。

カシミヤに埋もれたい、マニアのためのカシミヤスタイル。『3ピース』だから、ボリュームのバランスまで美しい。コトニエの秋冬の代名詞のようなカシミヤニットは、素材が素晴らしい。

カシミヤ3Dクルーネックニット
カシミヤマフラー
カシミヤアームカバー
シルクリバティプリントVネックドレス

その他、スタイリスト私物

ユーモアのあるエレガンス、というのか。

この『3ピース』は「優雅さ」の視点を変える意志をもっている。

立体シルエットを可能にする3Dニットは、ウエストマークするように、ドレスとベストバランスを作ってくれる。

カシミヤ3Dクルーネックニット
カシミヤマフラー
カシミヤアームカバー
シルクリバティプリントVネックドレス
ファーレザースリッポン

その他、スタイリスト私物

ヌーヴェル・ヴァーグ映画のコンセプトに、ヌーヴェル・ヴァーグ(=新しい波)を起こすというテーマを掲げた、ナタリーのコトニエ2021AWコレクション。

“理屈より感覚”の向こう側にある可能性へ向けて。ナタリーの視線、感覚の美に、心地よく、そして揺さぶられる。

LINEで送る

メンバー限定のおトクなニュースや商品情報を、いち早くお届けします!
>>> メルマガに登録する

もっともっとコトニエ

    

- 人気記事 special contents -

ヌーヴェル・ヴァーグ×リバティ

とことこと

1世紀以上人々から愛されているリバティプリント。クリエイターの息を感じ取ることができる、リバティプリントのシャツブラウスは、パリジェンヌの審美眼にかなう。

> 記事を読む

PARIS, REFINED

普通のパリ

コトニエのクリエイティブ・ディレクターを担う、ナタリー・マーシャル。もともとはフランスの雑誌のファッションエディターとしてキャリアを積んできた。そんなナタリーへのインタビュー第2弾。

> 記事を読む

ルーヴル美術館をスカートで全力で走る

とことこと

1964年のゴダールの映画 『はなればなれに』。ルーヴル美術館の中を、アンナ・カリーナがスカートで全力で走り抜ける爽快シーンは、世界中、おおくの女性の心を揺さぶった。

> 記事を読む

Do you feel ...

#フレンチシック
#フレンチシック

コトニエのフレンチシックなスタイルは、何年経っても色あせない。こだわりの、フレンチシックなポイントを紹介。

#パリ・ライフ
#パリ・ライフ

幸せな時間を過ごすスタイルや、考え方のヒントって? パリジェンヌ目線のライフスタイルを紹介します。

#パリ・トレンド
#パリ・トレンド

パリジェンヌのライフスタイルに沿って生まれていくトレンドを追います。

#spring
#spring

パリの春の景色や、 spring アイテムなど... 新生活の始まりに役立つ、コーディネートやトピックを紹介。

#summer
#summer

夏の恒例、パリ・プラージュ。そんなパリの夏の景色や、パリジェンヌのバカンス、summer アイテムを紹介。

#autumn
#autumn

秋のパリは芸術色の絶頂。パリジェンヌがみた秋のパリや、季節の変わり目に役立つスタイリングTIPS を紹介。

#winter
#winter

ふわふわで肌にやさしいコトニエカシミア... そんな心地の良い winter アイテムや、パリジェンヌがみた冬、新年の景色を紹介。

#table
#table

パリの心温まるテーブルの景色や、グルメ情報、欠かせないコーヒーやクロワッサンのお話。

#パリ・カルチャー
#パリ・カルチャー

パリジェンヌ流のお茶会や、パリのカルチャー、フランスでの日本文化交流のお話。