とことこと

SEPTEMBER 9, 2021 / とことこと

#iconic marine border

MARIN x Nouvelle Vague

映画界に新しい波を引き起こした、ヌーベル・ヴァーグを代表する作品『勝手にしやがれ』。ゴダール監督によるこの作品は映画界に衝撃を走らせ、ゴダール以前 / ゴダール以降と語られるようになった。

その中で、ジーン・セバーグがボーダーのシャツをアイコニックに着こなしていた。以来フランス人は、ボーダーにこれまでと違う意味を含ませ、ファッションに取り入れるようになった。それは、ココ・シャネルが着たボーダーとも違う、ピカソやヘミングウェイの着たボーダーとも違う、思想的なスタイルだった。

今シーズン、コトニエが発表したボーダーのニットはもちろん、ヌーベル・ヴァーグ思想からの発信となる。定番を通り越して、“色”のような存在となったボーダーだからこそ、自由に自分のものにできる。

少し肌寒くなった今週、そんなコトニエのボーダーニットに新しい波を立てるよう、クリエイティブに生きる日本の女性に、ボーダーニットのスタイリングのアイデアを、オンラインでインタビューしてみました。

#iconic marine border

パリのマレ地区は、アートギャラリーの集まるエリアでもあり、LGBTカルチャーの中心になる場所でもある。そんな文化のエネルギーを感じる、あやかクラウザーさんのスタイリングは、彼女が初めてパリにいったとき、マレで手に入れたこの赤いスカーフにはじまる。

「みえないですけど、赤い長靴を履いてきたんです。雨なんで。その赤に合わせてこのスカーフを選びました。」

はじまりは、赤い長靴でした。

「雨がふってなかったら、今お気に入りのベージュのジャンプスーツに合わせたかったです。ボーダーニットを腰に巻いたりしたら可愛いな。」

ちょうどゴダールが『勝手にしやがれ』を撮影していた頃の年齢になる、あやかクラウザーさんは、渋谷生まれの渋谷育ち。高校生の頃からファッションブランドやビューティープロダクツをPRする、というようなバイトをしていたという話をきいて軽くびっくり。

今ではヘアスタイリストをしながら、スケーターチームC-BOYZのメンバーである彼と"キーチェンメン"というムーブメントをプロデュースしている。型に全くはまらないスタイルで、イベントや商品開発をする、あやかクラウザーさんのエネルギーは、スクリーン越しにも伝わる。ワクワクする。とことことでの撮影で、ヘアメイクを何度も担当しているので、自然とコトニエに触れるようになった。

「ずーっとPOPで派手な服ばかりを着てきたんですが、アースカラーが気になり始めた時にちょうどコトニエと出会って。コトニエの服は、シンプルに見えるものも個性的にできる。魅力は器が広い・・・ってとこですかね?ちょうど自分の変化していく気分にぴったりだなと思ってます。」

「スカーフは肩にかけてセーラーカラー風にしても可愛いかな〜」と即興スタイリング。シザーケースは、動物のトリマーさんのツールケースをアレンジ。どこをみてもオリジナルだな〜と思う。

UR DELTA

東京都港区北青山3-9-12 1F
03-5766-0565
@ur.delta
#iconic marine border

オペラにでてくる役柄を、四つの気質に分けて考える:多血質、胆汁質、粘液質、憂鬱質と四大気質に、キャラクターを理解する。体の動かし方、目線の動かし方。オペラは人間の気質を知るための、ご機嫌エンターテイメントなんだ、と教えてもらった阿部さんのインタビュー。

「なんならコール&レスポンスをしてしまうような、受け身ではない感覚でオペラを楽しんで欲しい。」

オペラ歌劇は、ドロドロの人間関係や、エロティックなユーモア万歳のドラマで、気軽に自己分析を楽しめるエンターテイメントなんだーと阿部さんの話をお聞きし、オペラの見方が変わった。なぜガイコツが部屋にあるのか、も気になったが、まずは阿部さんのファッションで重要視しているポイントについて。

「素材!ですね。拘っているなーと感じる服やブランドは、安心するし、心地よくいられるので。このニットは型崩れが心配なさそうなしっかりした生地なのに、着心地はソフト。ボーダーは大好きでたくさん持ってるけど、こんな気の利いたボーダーって、意外とない。」

バスクボーダー x バスクベレーは質感合わせでしっかりした素材のものを。サスペンダーパンツとのスタイリングがニュークラッシックな世界観で、アイコニック。

イタリア初期バロックの音楽を中心に活動し、特にC.モンテヴェルディのオペラ『ポッペアの戴冠L’incoronazione di Poppea』研究では博士号を取得、これまでに何度もタイトルロールのポッペアを演じてきた阿部さん。クラシック音楽の世界に新しい波を立てるべく、色んな試みに挑戦している。

「11月には落語で人気の“牡丹燈籠”をアレンジした、音楽劇やります。」

日本三大怪談と呼ばれる中のひとつ、牡丹燈籠をオペラ風に。なるほど、しっくり。

「フランス繋がりで」と、フレンチブランドのベレーとピアスをチョイス。気になるガイコツは、歌の練習をしているときに自分の姿勢を意識するための大事な相棒。インタビュー中ちょいちょいお邪魔してくる愛猫。

『音楽の仕立て屋』 Sarti musicali サルティ・ムジカーリ

古楽の魅力を独自の視点で伝えるべく発足した、阿部雅子(ソプラノ)西山まりえ(バロック・ハープ/チェンバロ)濱元智行(パーカッション)の三人によるプロジェクト。日本三大怪談「牡丹燈籠」×イタリア古楽×山田耕筰の舞台は、記念すべき第一弾イベント!
https://m.facebook.com/sartimusicali/

“RAW TOKYO” 知ってる!という方も多いかと思う。コトニエ青山店の近くにある、国連大学の広場で毎月開催されていて、日本の“イケてる”古着屋さんや、アクセサリー屋さん、フードカー、が一斉に集まるフリーマーケット、と思って私は毎月楽しみにして通っていた。ファーマーズマーケットと一緒になって、多種多様なタイプの人たち、職業の人たちが集まる、適切な意味での“市場”。DJやファッションショーを、フードカーで買ったタコスとマルガリータをだきかかえながら、青空の下楽しめた。ここから文化が始まるんだ!というような感覚に毎回なれた。

華奈子さんに初めて会ったのは、そんな“RAW TOKYO”で“Aquvii”のデザイナーとして出展されていたブースで、だった。共通の友人を通じて紹介してもらったのだが、美人でドキドキした。よく聞いてみると、旦那さまで“Aquvii”代表でもある川辺恭造さんが“RAW TOKYO”をスタートし、プロデュースしている中のひとりだった。

そんな華奈子さんが、コトニエのボーダーニットドレスと合わせたのは、クルーネックから覗かせた、ホルタートップ。なるほど~~と感嘆。そして六角形の眼鏡と、見たことのないブレスレット。総じて新感覚のコーデ。

「20年以上前から持ってるこのブレスレットなんですけど、海外から来たお客様に、これはギターの弦でできてる、っていうことを教えてもらって、へー!となって。」

華奈子さんは、ヨーロッパに買い付けでよく行かれていたそうだ。特にチェコスロバキア、ハンガリーはお気に入りだったそう。

「東欧には、クマの人形がたくさんあって。今では買い占められて、もう少なくなってる気がするかな。」

“Aquvii”は、ひとつのカテゴリーに当てはめられないお店だ。クマのヌイグルミが勢揃い、ヴィンテージのおもちゃの横に、華奈子さんのデザインによる服とアクセサリーが置いてある。アクセサリーを作るカウンターで、旦那様の川辺恭造さんが製作の手を止め、コーヒーを出してくれる。おうちのようにも感じる。

お料理の才能もずば抜けている華奈子さん。海外に行くときは、出汁昆布と鰹節を持っていかれるそう。

「軽いですからねー。手荷物でもいけるし。」

RAW TOKYO*・・・青山の国連大学で、Farmer's Marketと共同で開催されていた、古着、ビンテージ、リメイク品の出展者が集うフリーマーケット。国連大学周辺の改修計画もあり、2019年9月に惜しまれながらも閉幕。
オンラインで繋がった瞬間に惹きつけられた、キャッチーな六角メガネ。肩のボタンを開けて内側に折り込むアイディアも、なるほど〜!

Aquvii

「gifts」をコンセプトにアンティークとアートを融合させたshop。オリジナルラインのアクセサリーや洋服も取り揃える。住所非公開。
www.aquvii.com
#iconic marine border

オンラインならでは!ということで、舞台は九州へ。宮崎でヴィンテージショップのオーナーをしている富川さん。PRELOVED(=かつて前の所有者に愛されたもの、大切にされたもの) をコンセプトに、販売だけではなく、レンタルやリメイクも行う、型にはまらない新しい形態のヴィンテージショップを経営されている。

5月に第一子を出産され、7月にスピード復帰されたとのこと!体ももうもともとのスタイルに戻っている。脅威。宮崎のファッションについてきいてみると。

「宮崎では、タトゥー文化が発達していて。暖かいからかな、肌を見せる期間が長いからかもしれませんが、若い子たちが、気軽にタトゥーをいれているな、と思います。」

富川さんがパープルのボーダーニットに合わせたのは、黄色のヴィンテージスウェット。そのスタイリングもまた、型にはまらない。

「最近、赤にハマっていて。」

あ、黄色じゃないんだ・・

「今は色落ちしちゃったんですけど、髪を真っ赤にしたんです。その時は服も靴も真っ赤にしたりしてました。気合入るじゃないですか、赤って(笑)」

富川さんの“ハマっている”ものは、いつも変化があって斬新だと思う。今、ガールズバンドにハマっているという、そのガールズバンドは、Voice of Baceprotだった。

「プリントシャツもいいかも」と、“YA”のヴィンテージプリントシャツとスタイリング。ボーダーを柄という概念から“色”感覚へシフトした、新しいスタイリング提案。

PRELOVED CLOTHING SHOP "YA"

宮崎県宮崎市橘通東3-5-26 カサディ2.4ビル 1F
@usedclothing_ya

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