とことこと

AUGUST 5, 2021 / 普通のパリ

PARIS, NOUS

interview : Inji Massoteau

コトニエのクリエイティブ・ディレクター、ナタリー・マーシャルに、直接インタビューをお願いしました。今年の秋冬コレクション、ナタリーはどんなアイデアをベースにし、コトニエの服を作ったのか。 この記事の長年のレギュラー、インジー・マソトゥがお話を聞きました。

パリの午後、カフェテラスにて。

「VOGUE PARIS」のファッションエディターだったナタリーと、パリでハイブランドのイメージを作る会社を経営する、インジーとのエキサイティングな対談。パリの文化を作る担い手たちの間には、言葉以上のコミュニケーションがあったことが伺える。

インジー: 今シーズン、コトニエはカラーがとってもフレッシュですね。色合わせもパワフルで、気になる。カラーについて教えてください。

ナタリー: もうこれは、私のヌーベル・ヴァーグ映画へのLOVEからきているわ。ゴダールの映画での赤の表現法、青を使った演出の仕方。

『アンナ』(1966)copyright

ゴダールによるポップなミュージカル。世界中の女性がこの映画のファッションに影響を受けた。『気狂いピエロ』のアンナ・カリーナが主演。魅力的なパリジェンヌがパリの街を歩く、というイメージは、アンドレ・ブルトン『ナジャ』(1928)を発端とするのだろうか。

インジー: ゴダールの赤と青。確かに印象的で忘れられない。

ナタリー: 私にとって、赤と青は、黒と同じくらいクラッシックなカラーなの。フランス人にとってはとっても文化に根付いた色でもあるしね。 赤ずきんちゃんとか。(笑)

『気狂いピエロ』(1965)copyright

ヌーヴェルヴァーグを代表する作品の1つ。世界中の青春を、一気にスタイリッシュにしたゴダール監督による作品。

インジー: 赤は“Proud Color”(誇り高き色)ですね。いい意味で、二度見したくなる。

ナタリー: 子供の頃、グレーのコートに目の覚めるような明るい赤い靴を合わせてもらったときの、そんな高揚感もある。

ヌーベルヴァーグの映画から飛び出してきたような、コトニエ2021秋冬コレクション。Nouvelle Vagueに新しい波を起こす、という今シーズンのコンセプトは、同時に新しいフレンチカジュアルの提案でもある。
これが今シーズンのコトニエ・コレクションのカラーリングだ。パープルからボルドーに至るグラデーションの豊かさが、フレンチ。ナタリーの洗練された遊び感覚が、色のスウォッチからだけでも伝わる。

インジー: このカラーリングから、コトニエの新しい流れのようなものを感じる。

ナタリー: コトニエは、長い間フランスのコアな文化を支えてきたような存在。フランス人は誰でも知ってるフレンチブランドだし、お母さんのコトニエの服を借りてお出かけするっていう、ティーン時代の思い出はみんなにとっての「あるある」。

私のコトニエでの役目は、フランス人にとってそんな存在であるコトニエのいいところを崩さずに、新しい「優雅さ」を追求すること。ClassicをRefineする、ということなの。

Nouvelle Vague x Nouvelle Vagueを打ち出す、今シーズンの新しいコトニエのスタイルから、「フレンチカジュアルは、究極のエレガンス」だというテーゼを見出してしまうというインジー。

インジーが女性を表現するときによく使う「A woman of 21 Century」。そして、そんなNous(私たち)のためにコトニエの服を作るナタリー。女性の自由を戦って手に入れた、フランス人女性だから通じ合える、そんなやさしい時間は続く。

フランスの雑誌でファッションエディター/スタイリストの仕事に長年携わってきた、ナタリー・マーシャル。ロックスターのスタイリングより、日常の女性の演出にパッションを注ぐ。世界中の女性に、自分自身の魅力を感じてもらい、それを表現する喜びを共有できたら、という強い意志のもと、コトニエのコレクションを作っている。
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