とことこと
DECEMBER 17, 2020 / 普通のパリ
PARIS, NEWS
NOUS(フランス語:私たち)は、気温がぐっと下がる中、春夏のファッションの事を考えてワクワクできる才能を持ち合わせている。
パリからコトニエ2021SSプレコレクション が届きはじめた今、パリジェンヌとファッションの話をするベストタイミング!ということで、「普通のパリ」でお馴染み、インジーに聞いてみることに。ハイブランドのクリエイティブ・プロダクションを経営するパリジェンヌ は、2021SSをどう見る?

「空気感として、まず頭に浮かんだのが、1950年代に映画化されたフランソワーズ・サガンの 『悲しみよ こんにちは』。
戦争で抑制を強いられたフランス人のマインドをぱぁーっと一変させた、当時は文化的に衝撃的な小説だったの。
ロックダウンが続いてライフスタイルを変えられる事を、猛烈に嫌がるフランス人の気分に、“HOPE”と“FRESHNESS”というメッセージを投げかけるような、今ぴったりなコレクションというか・・・思想的で、文化的なムーブメントなんだと感じる。」

白黒のフィルムをカラーリングしたような色使いだ、とコトニエ2021SSについて語るインジー。
なるほど!と合点がきく。ナチュラルだったりシックなアースカラーを得意とするフランチブランドであるコトニエが、2021SS ではそれらの色に光がさしたような、高揚感のあるトーンでアースカラーを表現している。
確かにあの映画の光、色、空気感に、今の“私たち”をかぶせれば、インジーの深い考察が理解できる。


ブラウンにHopeとFreshnessを加味するとこうなる。ブラウスとクルーネックニットの色の合わせ方が『悲しみよ こんにちは』の空気感をアップデートしている。
柄物とボーダーの絶妙な組み合わせ方が、ハレーションを起こす。クラシックなスタイルでこれをやるから、鮮やかにシック。


自分たちの権利は自分たちの手で勝ち取ってきた、という誇りをもつフランス人らしいコレクションなんだ、と深く納得できたインジー・レポートでした。
Merci!!

ふたりの娘を育てながら、ふたつの会社を経営するパリジェンヌ。 ハイファッションのイメージを作り出す才能と、アーティストたちをマネージするセンシビリティを兼ね備えた、本当の意味で豊かな女性。
メンバー限定のおトクなニュースや商品情報を、いち早くお届けします!
>>> メルマガに登録する
- 人気記事 special contents -

自分に溶け込むシンプル。
とことこと
袖を通すと心がほぐれる、カシミヤニットがパリからたくさん届いています。今週の「明日のコーデ」は、そんなコトニエのカシミヤニットと、ハンドウィーヴィングアーティスト、熊谷美沙子さんとのセッション。

PARIS, MOVE
普通のパリ
ファッショナブルな女性が自転車で爽快に行き来する、パリの新しい風景。街が大きく変わった。大通りの車道を半分に縮小し、代わりにバイクレーンを拡大した。パリでは車は不便な乗り物になった。

@comptoirdescotonniers_style
とことこと
コトニエから、またまたNEWS!!スタッフコーデを紹介するインスタグラム@comptoirdescotonniers_styleが始まりました!アンバサダーであるコトニエスタッフに、インタビュー!
Do you feel ...