とことこと

DECEMBER 28

素直に進むことの力強さ。

前回に引き続き、おしゃれ番長スタイリスト山王丸久美子さんが登場。山王丸さんは“さんのうまる”さんとお読みしますが、みなさん、読めていましたか? なんでもお父さまのご出身地が秋田だそうで、そちらでは多いお名前なんだとか。

今日は、ハイファッションとストリート感覚が融合した彼女独自のスタイル提案はどこからくるんだろう・・・というお話。

取材・文:土本真紀
写真:森健人

>>前回までのお話はこちら。

山王丸久美子さん
京都造形芸術大学卒業後、一ツ山佳子氏に師事しスタイリストに。NYLON japan、ELLE girl、vogue girl、Figaro 、/Frau、 ID-magazineなど、トレンドを創りだすファッション誌で活躍。俳優やミュージシャン、タレントからの信頼も厚い。

自分が経験してきたことからしか
表現はできない。

「仕事だけでなく、なんでもそうだと思うんですが、結局見てきたことや経験してきたことが自分の表現になると思うんです。

私の場合は、昔から古着やストリートファッションが大好きだったので、その影響は今にも色濃く出ていると思います。

私ね、中学のときめっちゃダサかったんです。CUTiEやMCシスターなどの人気雑誌を読んで、おしゃれも意識していたけれど、高校に進んだら、あれ、隣の中学出身の子の方がおしゃれだ!!と気づいて。中学時代に情報格差があった。でも、情報がない中でもできる限りおしゃれをしていたんだと思います(笑)」

お姉さんに加え、従姉妹も多かった山王丸さんには、いわゆる“お下がりのお洋服”がいっぱい集まってきたとか。量はたくさんあっても、大勢から届くのでテイストがバラバラ。そんな中でイケてる組み合わせを見つけたり、ちょっと工夫をしたり。当時からスタイリングセンスが磨かれていったのかもしれない。

服のスタイリングのみならず、ヘアスタイルやメイクにもこだわりを感じる。

「でもね、私がスタイリストの世界に入ったのは28歳の時だから遅咲きなんです。高校を出て大学を出て、洋服の販売員をやって、それから東京にやってきてスタイリストアシスタントになった。それが28歳です。

ちょうどこの頃“私の人生はこのまま終わるのかな”なんて考えたりしていた年頃で、なんとなく販売員のままでいるのも違う気もしたし、違う気がするのに毎日そのままというのも気になって。

それで興味のあったスタイリストになるにはどうしたらいいのか友人に尋ねたら、“東京に行ってイケてる人のアシスタントにつくんやで”と言われました。

当時ちょうど夫に結婚をしようと言われたタイミングで、“東京に行きたいけど、一人では生活も苦しそうだし、一緒に東京に来て支えて”とお願いしてみたら、彼はいとも簡単に“いいよ”と言ってくれて。それで友人のアドバイスをそのまますぐに実行しました。考えてみたらすごいことですよね」

大阪から東京へ。道も仕事の内容も、とにかく知らないことだらけ。でも、新しいことだらけで、振り返ってみれば大変というより楽しかったそう。

前に進めば、良いも悪いも答えは出る。

「すぐに行動するのは、良くも悪くも私の特長かもしれない。いつもてんやわんやしてます。何かを考えたらとにかく前に進んだ方が、良いにしろ悪いにしろ答えが出る。

私の場合、周囲の人からの影響も本当に大きいですね。みんなに言われた通りに素直に動くことが多いんです。自分に自信がないから人を信じてやった方が良いと思っているのかも。

最近、なんとなくまた変化のタイミングがきているように感じています。

具体的にどうしたらいいか、クリアには見えていないのだけど、マスカルチャーにもサブカルチャーにも、古きも新しきも、老若男女誰にも、すべてにいいグルーブを与えられる存在になっていくのが目標です。

そんな存在になるために、今はやれることをとにかく全部一生懸命やることかな」

28歳で飛び込んだスタイリストの世界。8年経って人気スタイリストとなった36歳の今。これからの山王丸さんが感じさせてくれる奇跡に、今からワクワク。これからもフォローしてまいりますー。

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