とことこと

DECEMBER 14

自分を熟成させていくということ。

前回に引き続き、ザ・ワインギャラリーの冨田さんの登場です。とっても気になるのが、この“ギャラリー”という名を持つお店のこと。足を運んだ方だけが体感できるちょっと特別な世界ということもあり、ここでは書けない秘密もいろいろあるのです…。

取材に伺いパッとお店に入った瞬間にワインが1本も見当たらなかったんですが、その時の衝撃のことなどもお伝えします!

>>前回までのお話しはこちら。

取材・文:土本真紀
写真:本多康司

ザ・ワインギャラリー:表参道にあるワインショップ。ワインを購入するということにとどまらない体験ができる唯一の場所であり、素晴らしいワインはもちろん、ワインから始まる新しいライフスタイルや、知らなかったカルチャーまで触れることができる。金色の壁と重いドアを抜けて入店すると、そこから人生の新しい扉が開く。
http://www.thewinegallery.co.jp/

ワインのあるライフスタイルを届けたい。

「ここはただワインを売るだけのお店ではなくて、ワインのライフスタイルを作っていくお店にしたいという発想でできたお店です。ワインのテイスティング会なども定期的に行っていますので、ぜひいらしてみてください。

ワインが1本も見当たらないのは、実は、鍵のかかった扉の向こう側のお部屋に、図書館に並ぶ本のようにワインがずらっと並んでいるから。そこはお部屋全体がワインセラーになっています。

そもそもワインは温度と湿度の管理がとても大切で、普段私たちが過ごすような環境にワインを見えるように陳列してしまうと、ワインの状態が悪くなってしまいます。たとえば今の季節で言うと、暖房の入った室内のような場所はワインにとってはいい環境とは言えません。

それに、ワインにあまり詳しくない方はボトルのエチケット(ラベル)を見ても多分よく分からないですよね。逆にワインに詳しい方であれば、ワインリストを見れば品揃えを把握するのには十分です。ですから見える場所にずらっとワインを並べる必要というのは実はあまりないんです。」

前に立つだけでドキドキワクワクする、ワインセラーの扉。

ちなみに、お酒を飲む時の“赤ワインは常温で”という話。あれも勘違いの元だとか。そもそも涼しいフランスのブルゴーニュ地方の「常温」と東京の暑い夏の「常温」なんて全く違いますよね。暖房のきいているお部屋の中でワインがそのまま置いてあったとすると、それはぬるすぎるそうです。なかなか難しい!

「そうですよね。私たちザ・ワインギャラリーでは、おいしいワインをお届けするだけでなく、そのおいしい飲み方や、そこから発信される文化までを皆さんに知っていただきたいと思っています。

私は、大学を卒業して働き始めた頃にワインのおいしさにはまったんですが、初めはただおいしく飲むだけでワインに関する知識はまったくありませんでした。少しずつ勉強をするうちに、どんどんその魅力にはまっていったんです。

年を重ねるごとにワインの風味や香りが変化していくことを“熟成”といいますが、私もこのお店も、まさに熟成中。ワインに関わるいろいろな人や情報と出会うことで、もっともっと発展していきたいと思っています」

ワインセラーの入り口とリンクした金色の壁が、お店への道しるべ。

一歩進む。新しい世界が開く。

ザ・ワインギャラリーは飲み頃を迎えたフランスのワインを中心に扱うお店。外観はちょっと“入りづらい”感じですが、この入りづらさを越えたところに、とってもフレンドリーなワインの世界が広がっています。

クリスマスや年末年始にいただくワインを選びに、冨田さんのアポイントを取って表参道へ。今年最後のどきどきワクワクが、ここに潜んでいるのではないでしょうか?

「私にとって、毎日が楽しいこと、充実していることがとても大切です。将来のことも気にすれば気になりますが、あまり深く考えすぎても意味がない。

良い意味でも悪い意味でも何が起こるかなんて分からないし、将来を気にしすぎて今を犠牲にしてしまったら仕方がないと思うんです。極端な意見かもしれませんが、老後に備えるために、今からずっと老後までをケチケチとすごしてしまうことって本末転倒な気がして。

毎日毎日の積み重ねが未来。今を楽しんで、偉大なワインのように、いい熟成をしていきたいですね。

ザ・ワインギャラリーというお店が皆さんの人生の“熟成”のいい刺激になればと思います。ぜひ、新しい世界をのぞいてみてください」

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