とことこと

NOVEMBER 24

Union Magazine編集長、登場。
(前編)

「Union Magazine」を知っていますか?もしまだ知らなかったら急いでチェックを。ファッション好き、アート好き、写真好きにはたまらないこの雑誌、私のおすすめは自宅のいつも目に入るお気に入りスペースをUnion Magazineの定位置にすること。それはもう、写真集に匹敵するようなじんわり充実の時間がここから発生するんです。

今回は、編集長の百々千晴さんが"とことこと"に登場です。

文:土本真紀
写真:嶌村吉祥丸

百々千晴さん
スタイリスト/編集者/ブランドディレクター/二児の母/妻、といくつもの顔を持って活躍する、まさに現代日本のスラッシャー。編集長をつとめる「Union Magazine」は、NO.12を発刊中。

当たってくだけたとしても、
悔いは残らない。

「本当に精神力だけで作り続けてきた雑誌です。たった3人で、インディペンデントなスタート。いつもぎりぎりの崖っぷちを歩いているような状態と言えるかもしれません。私1人だったら続かなかったかもしれませんが、3人の仲間がいるので、ぐらぐらっとなりながらも、落ちないぎりぎりのところでキープしている。そんな感じです(笑)」

スタイリストとしても大活躍の百々さん。どうタイムマネージメントをしたら雑誌の制作まで?という疑問が頭一杯に広がります。ロンドンから日本に帰国し、自分たちで雑誌つくりを「やる!」と決めた当初の決心と覚悟で、これまで続けてきたそう。

百々さんの呼びかけに、アラーキーさん、ホンマタカシさん、高橋恭司さんなどの日本の巨匠写真家たちはもちろん、マーク・ボスウィックさんやテリー・ワイフェンバッハさん、ケル・マーキーさんなど世界の巨匠も共鳴し、作品を寄せているからすごい。

「会ったこともない巨匠写真家さんたちにオファーをするときは、いつもドキドキです。でも、もしも当たってくだけたとしても、悔いは残らない。とにかくそのアーティストと一緒に作品をつくりたい!という一心です。

Union Magazineのクリエイティブ・ディレクターのKUBOさんが、写真おたくということもあって、写真家さんを本当にリスペクトしていることもいい影響があるかもしれないですね。

ものすごい巨匠の方々が、それこそまだ見本誌もなかった創刊号の時から二つ返事で引き受けてくれていたんですから。ありがたいことだと思っています」

お話する百々さんは肩の力がスッと抜けていて、のびのび。自分のやりたいことにまっすぐに進んで、新しい関係性を紡いでいけるのってなぜ? 

そんな疑問を解決してくれたのは、至ってシンプルな言葉でした。

トイレに行きたければ、行く。
雑誌をつくりたいから、つくる。

「コーヒーを飲みたいと思ったら、飲みますよね。たとえばトイレに行きたい時はトイレを探して行く。そういうシンプルなことと全部一緒なんです。スタイリストになりたいと思ったから、なった。雑誌を始めたのも、それをやりたかったから。

よく、“なりたいけどなれない”“やりたいけどできない”という相談を受けるんですが、正直、なんで?と思って。逆に理解ができないんです。

たとえば、公園に行きたいけど雨が降っているから行かない。それなら“雨が降っている”という理由があるからまあ理解できるんですが、もしも理由にしていることがどうでもいいようなこと、たとえばお金がとか、時間がとか、女性だからとかそういうことなのであれば、そんなことを考えるのはやめたほうがいい。そんな理由はどうにでもなるでしょって思うんです。やらない理由をつくっているだけ。本当にシンプルな話なんです」

ピリッと利くスパイスのごとく、心地よく刺さる言葉。百々さん、本を書いてくれたらいいのに。つい前に進めなくなる時があるので、こういうアドバイスを身近におきたい!

「実は2018年に本を出す予定です。私がスタイリングで大事にすること、生活や精神性で大事にすること、そのすべての根底には“シンプル”ということがある。そういうことをうまく伝えられる本にできたら、と思っています。ここでお話したからには今日から早速書きはじめないと! 忙しくて少し先送りにしていましたが、やれる気がしてきました!」

フレーフレー執筆! 完成を心待ちにしています。

次回後編は、百々さんがスタイリストになるまでのお話や、彼女らしい育児のことなど、プライベートをちょっとお伝えします。お楽しみに。

百々さん着用商品:KNIT/PANTS

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