とことこと

NOVEMBER 09

このシガレットパンツ、最高です。

「口紅くらい塗って!40歳を過ぎたら気をつけないとオジさんになっちゃうわよ!」…全身メンズ服のマニッシュスタイル。超ショートカットでノーメークの私に向かって、madameHからのやさしくキツ〜いカウンターパンチ(ちなみに、私は性別:オンナです)。なんとなく分かってはいたんです…。ズバッと斬りこまれて、ドキッとしながらの取材スタートです。

取材・文:土本真紀
写真:Hidetoshi Fukuoka

マダムHこと、佐藤治子さん。1947年生まれ。パタンナーとして服飾業界に入り、その後ニットデザイナー、子供服、婦人服、ルームウエア、DCブランドなどアパレル産業の隆盛とともにあらゆる既製服のデザイナーとして活躍。2011年にクローゼットに眠る価値ある服を再生させるお直しサロン「REMODE(リモデ)」をスタート。ブログ「madameHのバラ色の人生」は月間70万PVを誇る大人気コンテンツ。

コンサバとは自分のスタイルを貫くこと。

「日本に入ってくる前からコトニエには注目していました。母と娘というコンセプトでのパリでのデビューはセンセーショナルでしたよね。日本ではなかなか難しいのだけど、お嬢さんとお母さんが同じブランドの違う服を着るというのは、とってもアリな提案。

若い人のトレンドアイテムも、素材やデザインのちょっとした工夫で大人も着られるものになります。コトニエのような、シンプルな大人のカジュアル服というのは意外に見つからないんですよね」

基本はコンサバスタイルが好き、というmadameH。ただしこの“コンサバ”という言葉、保守的という意味ではなく、トレンドやモードに対して自分が好きなスタイルをずっと貫くことを指しているとか。

カシミアのセーターに好みのパンツを合わせ、そこにライダースを合わせてみたり、トレンチを合わせてみたり。そんなファッションとの軸ある付き合い方をするのが、madameHの言う“コンサバ”のようです。

マダム流コンサバスタイル。「綺麗めなシガレットパンツに、あえてライダースを合わせるのも好み。ジーンズとカジュアルに着るのもいいけど、この方がぐっとシックになるでしょう?」と、あっという間にコーディネートを完成させるマダム。

「中でもお気に入りなのがコトニエのシガレットパンツ。実はこないだの春夏シーズンも買ったんです。センターラインがきちっと入っていて、ヒップから裾にかけてのシルエットがすごく綺麗。膝下から細くなっているパンツをシガレットパンツとかテーパードパンツと呼びますが、太ももの太さと膝下の太さのバランスが絶妙でないと、ヒップが大きく見えたりしてしまうんです。

そっけないくらいシンプルなパンツですが、いいものを選べば、十分に存在感があるパンツですね。コトニエが出した秋冬の新作シガレットパンツの上品な光沢感も、気に入っています」

前回春夏のシリーズでは、ウール100%だったことも評価のポイントだったとか。

お気に入りのシガレットパンツを見ながら、「こういうステッチもこだわりが見えて好き。今着ているライダースと同じシーズンカラーが使われてるの!」と、さすがの目利きポイント。

ウールって、素晴らしいんです。

「秋冬にウール100%は当たり前ですが、実は春夏のサマーウールというのもすごく価値があります。まずシワになりにくいし、通気性もあるので快適。自然素材ですから、夏場にもウール素材はおすすめです。それも100%というのがとっても大事ですね」

デザイナーとして時代をつくってきたmadameHのアドバイスには、年代を超えた女性たちが常に耳をすませています。

2009年に始めたブログは1日約25000PVものアクセスが殺到する人気記事となり、ここ1年の間に4冊もの本も上梓し…。みんなが彼女の言葉に注目しているのです。

「ブログを始めたのは、ひょんなきっかけなんです。10年前に、人生最大の危機があって、仕事もできないような状況になりました。そんな時、洋服を断捨離して引っ越しをして、生活をコンパクトにして…。人生の棚卸しをしました。仕事も含め自分がしたいことを何もできなくて一番苦しい時期だったんですが、その棚卸しで霧が晴れるようにいろんなことが変わっていって。

みんなに伝えたいのは、いくつになっても、いろんな変化があって良いし、起こりえるということ。40歳を過ぎたから新しいことはもうおしまいって言う人がいたんだけど、そんなのありえない! 

もしもね、壁にぶちあたったって感じた時とか、何か自分を変えていきたいなら、仕事を変えるか、住むところを変えるか、男を変えること。自分で考えているよりも世の中にはいっぱいいろいろな仕事があるし、住むところも、東京でも埼玉でも海外でもいくらでもある。男も世界中に大勢いますよ(笑)」

お婆さんと言われても、ok。

スタイルはコンサバでも、心はアヴァンギャルド。ロックンロール。転がる石でいたいというmadameHはすべてに素直な女性。ありのままの自分を、ありのままの年齢を、楽しんでいるとお見受けしました。

70歳という実年齢から「madameHというお婆さんが…」と言われることもあるようですが、「だって実際高齢者でもあるわけだから、お婆さんと言われても全然ok。全く気にならないの」とニコニコ満面の笑顔です。

服装はその人の内面も外面も表す大事なものというメッセージもいただいて、早速、自分のクローゼットの再確認しようと決意しました。もちろん赤いルージュも、今日すぐに購入いたします!

madameH’s
select items

PANTS / BLOUSE / JACKET
パンツは11月末入荷予定
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