とことこと

AUGUST 17 / 普通のパリ

陰翳礼讃のスペイン

小さい頃から家族とニースから車で行く、お気に入りバカンス。

フランスとスペインのの国境を抜けると、荒々しい岩肌に囲まれ、行き着くのは言葉の違う村、カダケス。

ニースから、マルセイユを抜けて、車を走らせ5時間。岩肌も日差しも変わってきたな、と思ったら到着。

娘たちが元気いっぱいに「œuf!œuf!」と、喜びの奇声をあげる。

この村は、サルバドール・ダリが最後の作家人生を過ごした家がある。

その屋根の上には巨大な卵がのっていて、大人も子供もその巨大な卵を見て、元気いっぱいになる。

卵ドーン! GOOD JOB!ダーリー!

カダケスも、ブーゲンビリアが艶やかに色めく。

ブーゲンビリアでできた、陰の下で遊ぶ日に焼けた少女たちが、真っ白なワンピースを着ている。影が形を変え、少女たちと一緒になって遊ぶ。

白い服に映る影をずっと見ている。

白、着てきたらよかった。

南フランスとはまた違う、建物の肌の色。ここも土の色が違う。

光も違う。

影が絵の具。建物はキャンバス。

小径は、影と光で完成される。

しいん、とした空気の中を歩く私は、光が両手をひろげて待ってくれていることに安心している。

スペインで、一番最初に日が昇る岬として知られてる。

未知の美しさに、どう感じたらいいかわからない、上の娘はこの村にきてから、私の表情をよく見ている。

私はなるべく自然体でいようとしている。

バケーションハウスはAirbnbで。
娘たちの大好きなオリーブがたくさん庭になっている。

娘たちと一緒のバカンスは、自分に出会う旅でもある。

庭先のオリーブを収穫してみた。アク抜き中。

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