とことこと

JUNE 22 / 母と娘の森

パリでじわじわ人気のスイート、パブロバ

モードと同じくお菓子の世界も流行がリバイバルする。フランスの伝統菓子、マカロンを天才パティシエ、ピエール・エルメがラデュレでミニサイズに変え発表し、その人気が海を超えて日本まで到来したのは記憶に新しい。最近では、稲妻を意味するエクレアがモンブラン味などに姿を変え、まさに閃光のごとくパリで人気になった。そして今、オセアニア発のデザート、パブロバがスイート好きの間で話題になっている。

ロシアのバレエダンサーである、アンナ・パブロバにちなんで命名されたお菓子、パブロバ。発祥はニュージーランドとオーストラリアと2つの説があるそう。

パブロバって聞いてもピンとこない人が多いかと思うが、ざっくり説明すると、卵白を泡立てて焼いたメレンゲに、クリームとフルーツをのせていただくお菓子。フランスでは70年代くらいに人気だったらしいが、ここしばらくパティシエのレパートリーからは消えていた。

そんなパブロバ専門店がレアル周辺にオープンした。仕掛け人は、ジェレミーとロマンの兄弟。「一度食べたら癖になる味。忘れ去られたスイートを復刻したくて」という思いから、2015年に20区に小さなお店をオープンさせた。見た目もキュートで、味も抜群ということで、ジワジワ人気となり、今年の6月にパリ中心部に2号店をオープンさせた。

メレンゲ、クリーム、果物とこの味を変えていけば種類は無限大に!
My pavlova
7,rue des Prêcheurs 75001 Paris
tel/09 83 40 00 70

「まず味わってほしいのは、クラッシックから」とロマンのおすすめを試食。ライム味のメレンゲの中には、ホワイトチョコのガナシュとマスカルポーネのクリームが。口に含むとメレンゲがカリッと砕けて、続いて適度な甘さのクリームの濃厚な味が広がる。そしてコンフィになったいちごの味がとろーりと、追い打ちをかけるように口撃!サックリ感としっとり感と異なる食感に、思わず口元がほころぶ。まさに癖になりそう。

ココナッツとマンゴバーション。 なんだか南国気分が満載。
チョコレート味も展開。 中にはさくらんぼのお酒に漬けられたチェリーが。

そんなルンルン気分が消えぬ数日後、またパブロバに遭遇!今度は10区にできたレストラン、Bonhomieで。地中海料理をモダンにアレンジしたこのお店では、トロトロのモッツァレラチーズ、ストラッチアテラやらズッキーニのお花のてんぷらなどをいただいた後に、デザートとしてパブロバを!さすが、オシャレレストランだけに、いけばなのように上品に盛られて登場。外はカリッとしているのに、中はとろりとしたメレンゲを、フレッシュいちごとホイップクリームと一緒にいただく。添えられたルバーブのクリームがいちごと相性抜群で、もうすっかりパブロバの虜に!このパブロバ・ブーム、日本に上陸する日もそう遠くないと確信した。

Bonhomieのパブロバはお皿に盛られてサーブ。オープン以来、またたく間に人気デザートになった。
Bonhomie
22,rue d’Enghien 75010
tel/09 83 88 82 51

Text /Hiro Morita

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