とことこと

JANUARY 12 / 母と娘の森

「母と、夜のパリの街をお散歩するの。キラキラしたイルミネーションの中を2時間とか歩くの。」

そう、この時期のパリは、イルミネーションが素敵だもんねっ〜て、2時間!?

シャトレ座からサン・モールまで、2時間かけて歩くのが週末のお気に入りな時間の過ごし方だそう。こんな娘とのデートの仕方って素敵。2時間を調べると、東京でいえば表参道から浅草まで、と、相当な距離になる。歩けるんだ〜。

「ずっとおしゃべりしながら、街の光がきれいねって歩くの」

14才のパリジェンヌ、ミラが目をキラキラさせて言う。 " 母とパリの街を歩くのがすっごく好き。 " と。

14才といえば反抗期の真っ最中のような気もするが、ミラにはそれがない。

アメコミの映画化されたスーパーヒーローものが好きなミラ。「アクション映画は男の子だけのものじゃないわ!」と、熱弁してしまうのが可愛い。

「母は私のことをすごく理解しようとしてくれる。そして、自分が伝えたいことは、私がちゃんと理解できるまで、何度も繰り返して伝えようとするの。」

"人のことを理解する" ということを大切にしているフランス人を、私はよく知っている。ミラは、いい育てられ方をした娘なんだなぁ、と思う。ミラのお母さんは、どんな女性なんだろう。

美しい14才。ピアノを7才から弾いているということで、どんな音楽が好き?と聞いてみた。「ヘビメタ以外ならなんでもきくわ。最近は古い音楽を聞いてる。」その古い音楽がRADIOHEADだったことに苦笑。

「母は、とても強い女性。自信に溢れている。どんなことがあっても、立ち上がれるっていう。そういう所を尊敬してるの。そして必ず笑顔なのよ。」

ミラは、プエルトリコ系アメリカ人のお母さんを持つ、フランス人のハーフ。7才からピアノを弾いている。将来はピアニストになるかフォトグラファーになるか、迷い中。夢でいっぱいの14才。

曇りのない笑顔は、14才だ。すばらしい女性になるのだろう。

「フランス人女性は自然体だと思う。」

ミラにとってフランス人女性をアメリカ人の違いをきいてみた。

「メークもほぼしないしね。ナチュラルに、自分、そのままでいるのがフランス人女性だと思う。」

なるほど。でも私は知っている。フランスの女性は、自分の魅力を知り尽くした上で、自然体でいることを。

今度はミラのお母さんにも会いたい。

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