とことこと

OCTOBER 13 / 普通のパリ

幸せな時間を過ごすスタイルや、考え方のヒントって? N°6は、パリのクリエイティブ界で活躍する、とびきりチャーミングな女性、インジー・マソトゥとの「気持ちのいい日のパリ」の空の下でのお話。

文:田中洋子 写真:インジーとその周りの人

グレーの空が似合うパリだけど、青空も素敵。
パリの日差しはやさしく、ノーメイクが似合う。

先週のつづき。

この秋のはじまりは、蜂蜜色のパリの街並みに清々しい青空の日が続いた模様。そんな日にインジーがコトニエに送ってきてくれた「気持ちのいいパリ」の写真を集めました。

今日からにわか雨が数日続くらしいパリ。それに逆行するべく、「気持ちのいい日のパリ」を一緒に味わってみましょう。

トレンチ が大活躍していたこの秋のはじまり。気温が15℃以下になる近日のパリにこれから観光旅行でパリに行かれる方は カシミアのニット とのレイヤーがオススメです。

田中:こんな抜けたような空バックのコンコルド広場なんて珍しいねー。

インジー:最近のパリ、すばらしい天気だったの。

田中:マリーアントワネットが処刑された革命広場だと思えないね。マリーアントワネットといえば、私の中ではもはやソフィア・コッポラの映画になってる。その前までは、「ベルサイユの薔薇」という漫画と宝塚劇だったのに、って知らないよね。説明しないけど(笑)。

あーーー!ソフィア・コッポラの映画「マリーアントワネット」ってインジーの叔母さんがキャスティング・ディレクターだよね。

シャンゼリゼ通り の西端にある エトワール凱旋門
その下には、第一次世界大戦の無名戦士が眠る。

インジー:そう。叔母の名前もアントワネット っていうの。

田中:あら。それってどういうかんじ?日本でいうと子供をガラシャって名前にするってことかな。細川ガラシャからとって。

インジー:マリーアントワネットもガラシャの人生をモデルとしたオペラを愛してたよね。ヨーロッパ女性が尊敬する精神性として、日本の女性のストーリーが今も引き継がれてるのがすごいね。

田中:インジー昔、それに感化されいて日本に来た時に小刀買ってたね(笑)。

インジーのアントワネット叔母さん、ウェス・アンダーソンの 映画「グランド・ブダペスト・ホテル」でもキャスティングではいってたよね。

インジーのスタジオ Ôpos agency の近くにあるレピュブリック広場に立つ女性像、マリアンヌ。フランス共和国を象徴する自由と革命のシンボルとして、多くのデモがこの広場から始まります。ジャック・プレヴェール 脚本の『天井桟敷の人々』に、パリ演劇界の中心地であった1840年代のこのエリアの様子が描かれています。

インジー:そうだね。あなたはウェス・アンダーソンと、P.T.アンダーソン、どっち派?

田中:私は熱狂的なP.T.アンダーソンのファンだからね。一番好きな監督だもん。RADIOHEADのミュージックビデオ 見た?P.T.アンダーソンが監督したやつ。

インジー:見たー!すっごいプライベートな映像で、泣けてくるね。

田中:一環して子供を懸命に育てているいろんな母親の日常が描かれているよね。

最近パリで話題になってる音楽教えて!

日本では未だ無名なバンドLa Femme はフランスでは特に女性の間でかなり人気があるそう。新しいアルバム「Mystère」がリリースされたばかり。

インジー:La Femmeの新しいアルバムがリリースされたの。フランス女性の今の気分に合ってて、すっごい話題になってるの。

来週につづく。

エッフェル塔 が遠くに見える。
誰もいないパリのストリートと気持ちのいい空。
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