とことこと

JANUARY 05 / 普通のパリ

パリから届いた
!!! HAPPY NEW YEAR !!!
インジーから愛を込めて

本当は、インジーの今年の抱負みたいなことをききたかった。だけど2人の娘がいるインジーは、年末年始だって大忙し。

フランス人も一緒で、子育て中は「今年の抱負」について考えるなんて贅沢なこととなってしまう。

お休みで家にいるインジーに「ママーーーン!」と全力で向かってくる2人の小さなパリジェンヌの声をききながら、私は今週の『普通のパリ』の題材を変えようと思った。

文:田中洋子 写真:インジーとその周りの人

フランス人が、デニムシャツとジーンズを
合わたコーデをするのが好き。

どうしても、ジャック=イヴ・クストーを思い出す。

子育てだけでも大変なことだが、仕事を精一杯しながら、新しい家の改装がいつまでも終わらないインジー。それも2年半ともなると、自分でもネタにして笑っている。

改築現場にはフランス人、イタリア人、ロシア人、シリア人、ポーランド人と言語の違ういろんな人種がいるので「これちゃうん?終わらない理由は〜」と私は勝手に思っている。

誰の目から見てもカオスを生きる、インジーとの会話は刺激的だし、考え方だっておもしろいし、勉強にもなる。

こんなインジーと行くのが大好きな、パリのお店がある。

大好き、とさらっと書いたが、本当は情熱的に好きな店、11区にある "JONES" だ。

通い出したオープン当初は "BONES" という名前だったのだが、途中から "JONES" になった。情熱をもって好きだから、こういうところが気になる。

私たちはここで待ち合わせて、アペロしてから他のレストランに行くことが多い。このお店の好きなところは、とってもシンプルなことが、素晴らしい、という点だ。

お店に入った手前のエリアは立ち飲み風になっていて、奥はビストロ。私たちは店の手前でチーズやハムをつまみながら、ビオワインをいただく。そして、話す。

ファッション業界では、もう夏っぽいイメージを撮っている。まだツワリが終わらない友人が、パイナップルばかり食べているのは、子供が夏に生まれるからだろうか。この写真をみながら思い出す。

インジー: この前の撮影で、赤いネイルポーリッシュ使ったんだよね〜

田中: 春夏の写真だよね?

インジー: うん。こんな写真。(赤いペディキュアをした足の上にバッグ、その中にパイナップル)

それから気になって。今度赤いネイルにしよっと。

足の撮影で使ったメイク類。ペインターみたい。

田中: 日本で「ぺこりゅう」っていうカップルが流行ってるの。

ぺこちゃんのメイクが可愛くて、ちょっと参考にしてるの。(写真をみせながら)

インジー: ま、まじか。

会話はこんなかんじで、たわいもないガーリートーク。

カオスの中でなにも完璧にはならないけど、リラックスしながら目を見て、笑い合って話ができるのは、幸せだなーと、素直に思わせてくれる、シンプルで、素晴らしいお店 "JONES" 。

「赤いネイルしたよー!
すっごいシックだと思わない?」
とインジーが送ってきてくれた写真。
確かに。白いコットンシルクのシャツと合わせたら、
フレンチシックにきまるなーと思う。
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